Designed by Russ Peak Cairnton Freestone 9'0" #7-8-9 [グラファイト&グラス・フライロッド]
Designed by Russ Peak
Cairnton Freestone 9'0" #7-8-9 4 1/2oz
10年ほど前に国内でも売っていた、"Cairnton"のロッドです。
例によって、こいつもヤフオクで落札したロッドです(笑)
ところで、ほんとうにキャリントンって発音するんだろうか?
現在も"Taron"社から、"Cairnton"というロッドとブランクが発売されているのですが、そのロッドと、このロッドが同じなのかどうかはわかりません。
同じメーカーのロッドだとしても、10年の歳月の間にアクションもデザインも変わっているとは思いますが・・・
ま、それはともかくとして、
このロッドはカスタムロッドビルダーのラス・ピークがデザインした’90年代の初め頃のロッドで、当時のフライ関係の雑誌に、ラスピークが川でロッドを振っている写真と共に広告が掲載されていたのを覚えています。
アクションはいかにもラス・ピークらしい、真のプログレッシブ・アクションといえるもので、
負荷に応じて、トップからバットへ向かってベンドの中心が移動していきます。
実際にラインを乗せて振ってみたのですが、ロッドのスピードは変わるものの(ラインの速度はホールの速度で変えることができます)、#7からソルト用の#9まで無理なく振ることができました。
もちろんフルラインは簡単に出ますし、ティップがしなやかなので近距離も狙いやすいロッドでした。
本人が作っていないとはいえ、ラス・ピークの卓越したデザインセンスが感じられる竿です。
ブランクへスペック等が筆記体で書き入れられているのですが、
その書体が本物のラス・ピークにそっくりというか・・・
僕は以前、本物のラス・ピーク9’ #7-8-9 を持っていたことがありますので、このロッドは興味本位で買ってみたのですが、
このキャリントンってロッド、実によくできています。
ブランクにまでストリッピングして仕上げを同じ仕様にしたら、
ラスピークだよっていって振らせても、誰にも偽物だってわからないんじゃないかな(笑)
2本並べて振り比べてみて、始めてわかるかも・・・ってレベル(^^;)
このロッド、性能がとんがっていないゆえに、ほんとうに使いやすい竿だと思います。
掛けた魚にきれいに追従していきそうだから、バレにくいだろうし。
僕はシーバスを釣っているときに、あまりにもフッキング直後のバラシが多いんですよ。
もう、バラシまくり・・・(>_<)
竿先が固すぎて弾くのが原因かな、とも考えて、ティップがしなやかに追従するはずのこの竿を、シーバス用に使おうと手に入れたのですが、
ソルト・メインで使うには少し具合の悪い点があったんです。
それは、
①ニッケルシルバーときれいにバーの入ったローズウッドのリールシートが、海水で使うにはちょっとマズそうだったこと。
②ストリッピングガイドがわりに小径(ってもふつうのサイズです)だったので、魚が一気に走ったときにもしラインがもつれていると、そのもつれたラインが引っ掛かってガイドをぶっ壊しそうなこと。
上記2点が「私にとっては」都合が悪いので、どうしようかと・・・。
改造すれば良いのですが、年代の割にはまだまだ綺麗な竿だったし、
川や湖で使うにはまったく問題ないので、誰か好きな方にお譲りしようと、
いちども使わないまま、ヤフオクへの放出を決めてしまいました。
いちど海で使うと、けっこうボロくなっちゃいますからねえ・・・
気が向いた方は、下記ヤフオクを見てやってください、
http://page10.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/m42724216
いかにもラインを操ってる!って感じがする、気持ちのいい竿ですよ(笑)