マレーシア・ロンピン、セイルフィシュ!・・・その1 [海フライ "Saltwater Fly"]
ははは・・・、っていうか、トホホなのか・・・
セイルフィシュが管釣り状態で釣れるとやらいう、マレーシア・クアラ・ロンピンへ行ってきました。
ま、いちおう、セイルフィッシュは釣れました・・・。
な~んと、ベイトフィッシュ(アジみたいなのや、サバみたいなのや、コノシロみたいなのや、甘鯛みたいな魚)をネムリ針に引っ掛けての生き餌の泳がせ釣り!
まあ~、なんていうか、いちおうフライラインまでは、フライタックルですけどね・・・
実は、コレは2匹目。
1匹目はスピニングタックルでの餌釣りで獲りました。
出発前に聞いていた、昨年の状況、
ティーザーに100回ぐらい出て、そのほとんどにフライをキャストでき、そのうちの60回ぐらいをフッキング・・・
なんて話は、夢のまた夢。
3日間で僕のチームが乗ったボートのティーザーに出たセイルフィッシュは、4匹。
そのなかでフライのキャスティングレンジまで寄せられたものは、
現地クルーがフライフィッシングの方法に慣れていないこともあったのですが、
ゼロ~~~!!
今回、ロンピンへいった日本からグループは全部で14名。
そのうちの3名はルアーキャスティングです。
しかし、フライ組はもちろん、もっと確率が高いと思われていたルアー組さえもノーフィッシュでした。
それも、フッキングしてからバラしたとかいうのではなく、掛からなかった!!
もしかすると、大阪組の僕とY氏がハーリングでそれぞれ1匹ずつ掛けたのが、フライ&ルアーでフッキングできたたセイルフィッシュのすべてなのかもしれません。
僕の場合、フライにフッキングしたのは、ティーザーを兼ねてハーリングしていたフライに出た1匹だけ。
キャム・シグラーの2連結ホッパーに突然ガバッと出て、100ポンド直結のリーダーを頼りに、2発ほどおもいっきりストリッピングストライクを入れたものの、
噂どおりの硬い口に、20秒ほどのファイトでフックオフ・・・(T_T)
僕は無駄だと思われることをし続ける根性は持ち合わせていないので、
ポイント毎に1時間ほどフライをやったあとは、餌釣りに方針転換。
サビキでベイトになる魚を釣って、即、流し釣りですわ(笑)
とにかくセイルフィッシュを釣ってみないことには、パワーはどのぐらいなのか、どのようにファイトしたらいいのか、っていう経験の蓄積が出来ませんからねえ。
(なんか、自分で書いていて、言い訳に聞こえるような・・・)
で、わかったことは、
どこかで
「セイルフィッシュなんてシイラより引かない」
なんて読んだような気がしますが、
そんなの、全くの嘘っぱち!
300m巻いたバッキングを、ジャンピングを繰り返したあとのワンダッシュで一気にほぼすべて引きずり出されて、しょうがなくパーミングでブレーキを掛けたら、コレですわ・・・。
オーナーのネムリ針がビロ~ンと伸びてます・・・(@。@;)
もちろんドラグゆるゆるなんてことはないですよ。
20ポンドだと切れる、っていうぐらいに締め上げてました。
だって80ポンド直結やもんね(笑)
フライラインの先に注目!・・・ゴム風船が付いています(笑)
この仕掛けがねえ、ほんと~に秀逸!
こっちから引くと外れないのだけれど、針側から引くとスッとラインが風船から外れ、魚は針付きの餌を無抵抗で引っ張って行きながら食べてしまう。
フッキングは、走るラインを数十秒のあいだ無抵抗で伸ばし続け、しっかり食い込んだと確信したら、やおらおもいっきりフッキングすると、サークルフック(ネムリ針)が口まわりに掛かる、
という、それなりに考え抜かれたやり方です。
フライフィシングは出来なかったものの、楽しい3日間でした。
現地のキャプテンやガイドも親切で楽しく、
フライフィッシングは別として(笑)、操船やポイント選択に素晴らしいスキルを持っていました。
セイルフィッシュのキャッチアンドリリースも徹底しており、将来的にも有望な釣り場なんじゃないかなって感じました。
あとはねえ、ガイドとキャプテンがティーザーを使ったフライフィッシングのシステムをもうちっと理解してくれれば、もっとストレスなく釣れるフィールドになっていくと思います。