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大阪湾岸、9月のスズキ [海フライ "Saltwater Fly"]

IMGP1938-500.jpg
約80㎜の大きめなフローティングミノー(いわゆる「いわいみのー」)をガップリくわえたスズキ、60㎝

よく見ると口の中にフライのヘッド部分が見えます。
目がない「海フライ」って好きじゃないので、人間からはお魚っぽく見える立体アイ付き(笑)

このところ堺港周辺でスズキの活性が高く、良型がトップで反応するという情報が入ってきたので、休日の午後チャーターボートで釣りに行ってきました。
昼からの釣りで60オーバーがフローティングミノーとクリースフライで1匹ずつ、以下多数、というなかなかステキな状況でした。

よく話題になるイワイミノーのフッキング率は平均すると1/5って感じです。
1発目にガバッと出ても掛からない魚は、その後何回もフライを追ってガバガバ出続けても掛からないような気がしますね~
ミノーの直下でニセモノに気づいたのか反転するのもけっこういます。
それとは反対に、突然のガバッでドスンッと勝手にフッキングする場合も多いような・・・
ようするに掛かるときは掛かるし、掛からん時は掛からんと・・・(^^ゞ

とにかくトップでの釣りはエキサイティングです。

ロッドは最近、例によってヤフオクで手に入れた、
Thomas & Thomas HⅡ908S-4

トーマス&トーマスの、9' 4P #8、ホライズンⅡシリーズ、
最新ではないものの、ソルト用ロッドの現行モデルです。

このロッド、T&Tのホームページではファーストアクションに分類されています。
しかし、バリバリのファーストアクションでとんがった竿の多い今のソルトウォーター用ロッドの中では、このホライズンⅡ、けっこうマイルドなロッドではないかと思います。
それでも、クロスカレントが出る前の旧GLX、9' 4P #8、よりはワンランク強いんじゃないかな。

例えば、3Mのマスタリー、ボーンフィッシュ、WF8F、という同じラインをこの両者に乗せると、
GLXだとジャスト、ホライズンⅡだとヘッド部分が出尽くしてランニングラインになってはじめてラインが竿に乗ってくるようなフィーリングで、ちょっとラインが軽いかも?って感じになります。
特にクリースフライのように空気抵抗が大きくて重たいフライを使った場合に近距離キャストが意外にダメで、バースを狙うシーバスのピンポイントキャストにはラインの番手をひとつ上げた方がいいように感じました。
そもそもボーンフィッシュラインはあまり大きくないフライを遠投することを目的としたラインのようですので、シーバスのフローティングフライにはイマイチなのかもしれませんが・・・。

もうひとつの手は、ヘッドが短くてマスが先端部に集中したラインか、同番手でも微妙に重い銘柄のラインを使うことなんですが・・・、
竿とラインの相性、この辺りがけっこう微妙なんですね。

ところで、マイルドなロッドといっても、それはけっして悪い意味ではなく、
様々な状況のなかでも投げやすくオールラウンドに使えるロッドという意味です。

エクストラ(ウルトラ)ファーストアクションの竿は、そのパワーをフルに引き出せる能力(瞬時に負荷を掛けてバットを曲げるパワーとテクニックです)をキャスターが持っていれば、非常に早いラインスピードとタイトなループを作り出して飛距離も稼げるし風にも強いというメリットを手にすることが出来ます。
ただ、僕も含めたアベレージレベルのキャスターではそのメリットよりも、キャストを繰り返したときに腕や手首への負担が大きく早く疲れる、というデメリットの方が大きいように感じるのです。
ハードなアクションのロッドで長時間の釣りを続けると、そのうちに筋肉が疲労してロッドを曲げれなくなり、挙げ句にヘロヘロキャストになって飛距離も失ってしまう。

ゴルフクラブのシャフトの硬さや、テニスラケットのフレームやガットの張りの強さと同じ理屈ですね。

しかし、マイルドなアクションのフライロッドって人気が無いようですね~
例えば某社が2008年に登場させたNew Modelでも、マイルドなミディアムファーストのモデルは売れないからという理由で早々に廃盤になるようですが・・・


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