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解禁日、ご近所の川へ・・・ツーハンドロッドを持って [スペイっていうか、ツーハンドのキャスティング]

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3月1日(日) 渓流解禁日の武庫川左岸にて・・・

ほぼ全国の河川で渓流が解禁になるという3月1日、兵庫県西宮市内の武庫川河川敷に「長~い竿」を持って集まったのは6人の好奇心に満ちた迷える釣り人と、尊い教えを授けてくださるとやらいう御教授役でございました・・・。

僕は九頭竜川でフライでのサクラマス釣りが始まった頃からごっついスペースシューターを振り回してはいたものの、大して成果は上がらず、ヘビーで短いシンキングヘッドを長めのシングルハンドで投げるというアメリカ西海岸的遡上魚釣りに嵌って十数年。
世間では「手打ちうどん」のようなラインを使うスペイキャストやらいうモノが流行り始めたらしいということは以前から知っていたのですが、重厚長大なドンヨリした時代遅れに見えるスペイロッドなど端から使う気にもならず。
スペイで50m以上投げると聞いても、

「は~、そんなことしてなにになるねん。そもそも、そんな遠くの魚釣れるわけないやん。
この国っていい魚がなかなか釣れないから、また新しいキャスティング熱に感染したんやろ。
例によって新しい道具を売りたい業界とパブリシティがメインの雑誌に踊らされてるだけやん・・・アホらし~」

なんて斜に構えてたんですけどね~
何年か前に西海岸の川でガイドに5番~6番のラインを使う12フィートあたりのライトなツーハンドロッドを借りてスチールヘッド釣りをして以来、考えが180度変わりました。

「もう、いまさら6番以上の長いシングルハンドなんか腕が疲れるし、しんどくって振れないよ。
ラインのトレース性も桁違いにいいし、やっぱりツーハンドやね」

・・・って、一気に宗旨替え。
我ながら無節操なことですわ(^^ゞ

ただ、キャスティングはてきと~に、ですね。
自己流のロールキャストと、スチールヘッドの川で釣りをしながらガイドに教わった、下流側の手を上にしてクルクルひょい・・・ってのと、パタンパタンひょい・・ってのぐらい。
実際の魚釣りではそんなに投げる必要もないですからね~ 
(ちなみに、最近得た知識によると、クルクルひょい投げはスネークロール、パタンパタンひょいはダブルスペイのようです)
ポイントが遠かったら、もちろんオーバーヘッドで投げてました。
まあ、そんな程度のキャスティングでも魚がいるところへフライが流れれば釣れますからね~

今回の渓流解禁日武庫川遠征(笑)は、僕のブログを読んだご近所のシルクライン屋さんが、
先生を呼んでスペイキャスティングの練習会をするのに、
「あまりにもみんなが初心者だと先生に悪いから、ちょっとは出来るはずのコイツも呼んでやれ」
っていう大きな勘違いから、スペイキャストの練習会へ誘って頂いたのが発端でした。

僕の興味はスペイキャスティングよりも、そのときに振らして頂けるという『矢野シルクライン』という国産シルクラインの性能や使い心地の方にあったんですけどね。

ところで、この『矢野シルクライン』、川で竹竿に乗せて振ってみた感想はバツグンでした。
水面でいろいろ試してみたのですが、特にターゲットを正確に狙うという機能においてはブレイデッドリーダーを使っていたこともあってプラスティックラインの比じゃないですね。フライフィッシングの楽しさのひとつである自由にラインを操るというコトに関しては十二分に満足させてくれるラインだと感じました。
また、4番と3.5番とを使い分けたときにフィーリングの違いを明確に感じることができ、製作精度のレベルも高いようです。
他社のシルクラインと同時に振り比べたわけではないので厳密な比較はできないのですが、フェニックスやティボーなどのヨーロッパ製シルクラインにも負けることはないと思います。
すくなくとも制作者が変わってからのなんとなく扁平なフェニックスよりはいいんじゃないかな。

『矢野シルクライン』の詳しいインプレッションはいずれコッテリと書きたいと思いますが、まずは直感的な感想です。

さて、本題の「スペイキャスティング練習会」ですが・・・

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ショート・スカジッドヘッドを投げてます。

いや~、講師をして頂いた『京都フライ』の窪田さんのおかげで目から鱗でした。
「投げるためのスペイキャスト」の練習ではなく、
魚を釣るためにはツーハンドロッドにどのようなラインシステムを組み合わせ、そのラインをどうやってキャストすることが合理的かつ安全なのか、を教えて頂いたからですね。 

ぶっちゃけて言えば、1日で覚えて現場で使うことができる、ちゃんとした真っ当なロールキャストと、重たくて短いヘッドを使うスカジッドシステムの簡単な投げ方でした。

この日に教わったもうひとつ大切なことは、スペイキャストを上手く機能させるためのラインの重さって、同じ竿を使う場合でもオーバーヘッドキャストの時とはまったく違って非常に重いってコトですね。
これも自分の竿に、自分では考えようもない、とんでもなくオーバーウエイトだと思っていたラインを乗せてもらって始めてわかりました。
愛用の「12' #5 SAGE ULTRA LIGHT SPEY」に短くした#12のインタミヘッドを乗せて、スナップTで力抜いてヒョイ、なんて感じです。 
この秘密さえわかれば、シングルハンド・スペイなんてイッパツやん!
なんて浅はかにも思っているお調子ノリな僕・・・。
その先には落とし穴があるのはわかっているのですがね(笑)

最後にロングベリーラインを使ってのシングルスペイの模範を見せて頂き、チョコッとチャレンジさせてもらったのですが、
凄いのはわかるけど、いまの僕にはどないもこないも・・・
まさにタコ踊り状態でしたね(--;)

 

 


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