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Scientific Anglers Mastery "Spey Skagit Single Hand – Multi Tip" ST-6 320 grains [フライライン "Fly Line"]

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Scientific Anglers Mastery "Spey Skagit Single Hand – Multi Tip" ST-6 320 grains
「マスタリー・スペイ・スカジットシングルハンドマルチティップ ST-6 320グレイン」

「シングルハンド用としてデザインされたスカジットラインで、スカジット・デラックスよりライトな感覚で扱えるライン。全長が32ft~33ft(ヘッド長は22ft~23ft、Changeable Tip10ft含む)と短めで、10ftから13ftクラスのライトツーハンド用として超おすすめです」

ということなので、

TFO DEER CREEK SERIES SWITCH RODS
"TF 06 110 4 DC SWITCH" 6 Wt. 11'-0"で使用するために購入。

このラインの重さは320grで、スペイキャスティング用の#6ラインとしては、表示されている重さが他社の同様な製品よりも軽めなのですが、この表示はボディ部分だけの重さで、そのボディに全長10ft、重さ100gr(グレイン)の交換用ティップを接続すると、トータルとしてのライン重量は420grになり、リオやエアフロなどのショートスカジッドラインとほぼ同じ重さになるようです。

ただ、エアフロのスカジッドコンパクトは全長23ftのボディだけで、#5/6の重さが420grあるから、やっぱりエアフロの方が100gr重いのかも・・・(? ?)

カタログによれば形状も全然違うしね~、3Mは先細りの紡錘形で、エアフロはシューティングラインと接続巣津後端が細くなっているものの先端部はズドンって先まで太くなったままのようです。
(※注 ウエブサイト上のエアフロ"Flash"カタログでは、3Mと同じような形になっています)

(スペイスカジッドシングルハンドの実物の形状については、パッケージから取り出してリールに巻こうとしたときに、「あれ、どうなってるんだろ?」ってことがあったのですが、それはのちほど)


スペイだったら「ウインドカッター」を買っとけばよかった時代とは違って、あまりにもスペイラインの種類が増えすぎて、なにがなんだかどうもよくわからないんですよね~
そもそもスペイキャストやスペイロッドっていう概念すら、今ではなにがなんだか・・・

僕には、
「ターゲットへキャストするフォワードキャストと相対的に前後反対の方向へバックキャストをしなくても投げられるキャスティングのことを総称して『スペイ的なキャスティング』とよび、
その種のキャストをやりやすいロッドが『スペイロッド』である」
ってしか思えない。

そんなこんなで、竿のコトもわからなければ、ラインのコトもよくわからない。
「いったいどんなラインを買ったらいいの?」って悩んでしまいます。

市場にある多様なロッドやラインには、それらを開発しているメーカーや釣り人の、釣りや考え方の違いがそれぞれの製品の違いとして現れているのでしょうが、買う側としてはやっぱり混乱しますよね。
特にショートヘッドを使ったツーハンド(長めなシングルハンドも含むんですよね・・・)ロッドでの釣りはまだまだ発展途上で、その方法論が確立されていないままに世界の各地でどんどん新しいアイディアが生まれていて、それにともなってロッドとフライラインも変化を遂げているさなかなのでしょう。

こんな状況なので、
売ってる方も個々の製品についてイマイチよくわかってないんじゃないか?
って気もします。
これだけ膨大な量のモノが市場にあると、ロッドとラインとさまざまなキャスティングの組み合わせをすべて自分の手で試してみるわけにはいかないでしょうからね。
メーカーサイドからの情報を受け売りをするだけになってしまいかねないことも理解できます。
そのロッドやラインメーカーのウェブサイトやカタログなどを参考にしようとしても、そこには判断や選択の基準になる統一されたスタンダードといったものが無いので各社それぞれの理屈が書かれているだけで、やっぱりよくわからないんですよ。

結局のところ自分で使ってみないことにはなんにもわからなさそうなので、まずは勘で買ってみるしかないのかもしれません。

しかし・・・、スペイキャストは水面が無いと出来ないので、ちょっとその辺で振ってみるってわけにはいかないのが困りものです。
オーバーヘッドで振っても「なんだか重いラインだな~」ってことぐらいしかわからないですからね。

さて、この「マスタリー・スペイ・スカジットシングルハンドマルチティップ ST-6 320グレイン」なのですが、パッケージから出してシューティングラインに繋ごうとして、スプールを開いてラインを束にして固定してあったシェニルのような物を外すと・・・
太いので勝手にばらけてしまい、同じ大きさ、太さのループが付いた先端部が2つポロッと出てきました。

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写真ではよくわからないかもしれませんが、
この前後2つのフライライン先端部、テーパーも太さも違いがほとんどありません。

あれれ??

このラインってどっちが後ろなんだろ・・・(@_@;)

ってぐらい、前後がほぼ同じ形状になってます。

メーカーのカタログ等では、明らかに左右非対称な紡錘形(強いて言えばトライアングルラインのような)になってるのですが、目の前にある現物は・・・

2つの先端部を合わせて手に持って、その先を比較しながらどこまで辿ってみても、どうにもちがいがわからないんですよ。
簡単に説明すると、両端に1mぐらいずつのテーパーが付いた左右対称で太めのダブルテーパーライン。

僕の肉眼では、そのテーパーが終わった部分のどちらが太いのかも、ほぼ判断不能。

そんなわけで、このライン、真っさらのうちからどっちが前か後ろかがわからなくなってしまいました。

でも、どっちでもいいっていうのはなんとなく気分悪いじゃないですか。
それで、重さを量って判断しようとしたのですが・・・
アンプカのフライ用のバネばかりっていういい加減っぽい測定器じゃわからない程度の重量差しかないんですよ。
まあ、微妙に重い方を後ろ側ってことにしてランニングラインに繋いだのですが、カタログだと前後が明確にある形をしているはずなので、なんとなく釈然としない気分です。

この#6は「スペイ・スカジットシングルハンドマルチティップ」のなかでは細いラインなので、その辺が微妙なのかもしれませんが・・・

 


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