道東「サケマス釣りの記」・・・その2 [グラファイト&グラス・フライロッド]
知床半島のカラフトマス♂ & "Scotland Daiwa" 13"6" 4P #8-9-10 LINE
"AIRFLO Skagit Compact 540grains" では、ヘッドが短かすぎたような感じ・・・
今回の道東で使ったロッドは、
"Scotland Daiwa"製のツーハンド・サーモンロッド、13"6" 4P #8-9-10 LINE と、
"TFO"と"Beulah"、2本の"Switchrod"でした。
"ECHO"の"Dec Hogan Spey Rod 13' #7 LINE"
も持って行ったのですが、今回は使う機会がありませんでした。
それぞれのロッドについてですが、まずはツーハンドから。
知床半島先端部の小さな流れ。ここがカラフトマスのホームリバーです。
"Scotland Daiwa"製のツーハンド・サーモンロッド、13"6" #8-9-10 LINE は、昨年まで使っていた"Thomas & Thomas 13' #9 LINE"がスリーピースで仕舞い寸法が長く持ち運びに不便だったので買い換えたものです。
このロッドはメーカーのトップレンジの製品ではなく、いわゆるセカンドライン、価格は定価でも約半額というバーゲンプライス商品?です。
ただ、決め手は低価格(笑)というわけではなく、このクラスのロッドにはメーカーがそれほど「とんがった性格」を持たせていないだろう、という推測からでした。
これまでいろいろなメーカーの最高級レンジのグラファイトロッドを買った経験では、ハイエンド・ロッドになるとメーカーやブランドの個性化を図るためなのか、アクションがある種の釣りに特化したものが多く、どういう種類の釣りをするのかわからない遠征では、
「この竿じゃない方がよかった・・・」、
って感じで、持参したロッドをハズす場合がけっこうあるんです。
いい加減、といったら言葉は悪いのですが、なんにでも使えるアバウトなアクションの竿の方が、それなりにどんな釣り方でもこなせるので、状況のわからない現場では都合がいいことの方が多いと思います。
特に最近のツーハンドの場合は、メーカーの販売戦略なんでしょうが、デロンデロンからバキバキまでアクションの違いの幅は極端ですからね。
で、この"Scotland Daiwa"製のツーハンド・サーモンロッドですが、
長さ的にはオールラウンド、ライン負荷の程度も曲がり方もアバウトで大正解でした(笑)
僕のようなヘボでも、オーバーヘッドのシューティングから重いショートヘッドでのスペイ、フツ~のスペイまで適当にこなせます。
そりゃ、40mなんてとても飛ばせないけど(たぶんね)、普通に釣りをするには(10+α)mぐらいランニングラインが出れば十分でしょ。
欠点といえば、少し重いぐらいですか。
まあ、その分丈夫なようです。
釣り人だらけの知床の海岸で、巨大なセッパリの背掛かり(これは冗談は別としてメッチャクチャ引きが強い)を5号のフロロカーボンハリスで強引に止めて、リールがラインに掛かる負荷で歪んで巻けなくなるぐらいにテンションを強めても、このロッドはびくともしないでしたから。
さすが、世界のダイワ(笑)
このスコットランド・ダイワ製のサーモンロッドは買いですね。
といっても、このメーカー、モデルチェンジがかなり頻繁なので、該当モデルの生産は終了しているようですが・・・
このときに使っていた"VISION"の"XLA"リールは、上記のような強引なやりとりではボディが歪んで、フレームとスプールが干渉して擦れてしまい、ハンドルを巻けなくなりました。
このリールをソルトの大物用に使うのは、チョット辛いようです。
僕自身の経験としても、やはり"TIBOR"や"ABEL"の方が強度と信頼感は抜群に高いです。
でも、こいつらって重いのよね~(--;)
軽さと強度という点で、やたらと好奇心をそそられるのが"WATERWORKS"のシリーズなのですか、自分で使ってみたことがないので、どなたかご存じの方がいらっしゃれば教えてくださいませ。
(試しに買ってみるには、ちと高いし・・・)