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道東「サケマス釣りの記」・・・その4(スカジットライン編) [フライライン "Fly Line"]

IMGP3357-500.jpg
今回メインで使用したフライライン。
すべてスカジットタイプのショート・シューティングヘッドです。

Scientific Anglers Mastery
"Skagit Single Hand Multi Tip" ST-6-Multi 320 grain 22 ft

と、

Airflo
"Skagit Compact" 420 grain 23 ft 
"Skagit Compact" 540 grain 25 ft 

です。

写真に写っているリールに巻かれている、
サーモンピンクのラインが「マスタリー、スカジット・シングルハンド」
ライムグリーンのラインが「エアフロ、スカジット・コンパクト」

どちらも、やたらと太短いラインです(笑)

"Skagit Single Hand Multi Tip"のパッケージには
10 feet (3m) のティップが、フローティング、TIPE 1、TIPE 3、TIPE 6、の4種類と、
モノフィラメントのシューティング・ランニングラインが同梱されています。

Airflo "Skagit Compact"は、いわゆるスカジットヘッドのみのパッケージです。

"Skagit Single Hand Multi Tip"にはいろいろとオマケが付いているので、
なんとなく得をしたような気にはなるのですが・・・

 

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知床半島のフレッシュな、海カラフトマス♀

釣りの現場では、海岸で表層のカラフトマスを狙ったとき以外は、すべてスカジッドタイプのヘッドにヘビーなシンキングティップを接続して使っています。

ランニングラインは、"Skagit Single Hand Multi Tip"には同梱されていたモノフィラを、
"Skagit Compact"には、おなじ Airfro の"Ridge Floating Running Line" 30LB を使用しました。

使用感ですが、初心者に毛が生えたような僕程度の腕では、どっちもどっちって感じです。
正直申し上げて、差を感じるほどの技術はございません・・・(^^ゞ

ただ、どっちのラインも「ふつうのスペイライン」のようにきれいにメンディングするわけにはいかなかったです。
重たくて太く、そして短いヘッドが細いランニングラインの先に浮かんでいるので、メンディングがうまくいきません。

また、ぶっといスパゲッティ、いや「細うどん」ほどもある太いラインは、いいかげんなダブルスペイやスナップTなどの水面にラインを置くタイプのキャストで適度にぶっ飛んでいきますが、短すぎるのでシングルスペイには向かないですね(あたりまえやけど・・・)

"Skagit Single Hand Multi Tip"ですが、最初は同梱のランニングラインに、とにかく底ギリギリにフライを流す釣りですから、純正のなかではいちばんよく沈むTYPE6ティップ、という組み合わせで使っていました。

付属のTYPE6ティップは、モノフィラメントの芯に樹脂がコーティングされていたので、リーダーをネイルノットで接続したら、そこから皮が剥けてすっぽ抜けました・・・(--;)
リーダーを接続するティップの先端にはなんらかのループを作ることが必須のようです。

この組み合わせで数時間使っていると、いつのまにかランニングラインがよじれて絡み始め、そのうちにこんがらがってばっかり。
釣りをしているのか、もつれたランニングラインを解いているのかわからん、といった状態になってしまいました。
どうも、スペイキャストでロッドを回して投げるたびにラインに回転が掛かり、スカジットヘッドは太くてゴワッとしているので自然にはよじれがとれずにどんどん蓄積され、それがランニングラインに伝わってきてグルグル巻きの鳥の巣状態になった、ということのようです。

スペイキャストにモノフィラメントのランニングラインは・・・「あきまへん」(>_<)


ランニングラインのもつれは、フライラインタイプのランニングラインでも起こるのですが、太くて張りがあるだけにハンドリングがしやすく、モノフィラよりは扱いやすいです。

とはいっても、時間が経つにつれよじれがどんどんキツくなるのは避けられないので、ちょっと気が緩むとランニングラインはやはりもつれます。

ふつうのフライラインならば、フライを外して流れに流しているとよじれがとれるのですが、ぶっといスカジットヘッドが付いていると、よじれは戻らないですね~
ヘッドを外してからでないと、ラインに入ったよりはもどらないみたいです。

"Skagit Compact"には、タングステン系のレベルラインを適当にカットしたものをティップとして使用しました。
さすがに太短いヘッドなので、420グレインでもかなり重いティップを運べます。

スカジットヘッドのシステムを使い続けるのは初めてでしたが、
スイッチロッドにショートなスカジットヘッドというシステムは、スペイロッドにウインドカッターという組み合わせよりも、実際の釣りにはかなり有利なのではないかという気がします。

釣り方もあるので、一概にはいえないと思いますが、
短い竿にスカジットヘッドというシステムのいちばんのメリットは、キャストが簡単で取り回しが楽、
なおかつ底をとりやすい、ということだと思います。

自分でやっていて、けっしてオシャレでカッコいい釣り方だとは思えませんが、
年に一度の鮭釣り、なんていう方には向いているんじゃないでしょうか・・・

 

ここで最初の疑問、

"Skagit Single Hand Multi Tip"にはいろいろとオマケが付いているので、
なんとなく得をしたような気にはなるのですが・・・

に戻ります。

僕の場合、

「モノフィラのランニングライン」はスペイキャストでは使わない。
ティップも、いちばん重いTYPE6だけでいい。

というわけで、パッケージには使う当てのない無駄なモノがいっぱい入っていた、ということになります。

よく考えると、スカジットヘッドだけで売ってるエアフロの方が親切かもしれませんね。


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