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「荒雄川」そして「桂川」はニュータイプなのか・・・ [釣行雑記・渓流&川、そして湖沼]

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22日(振替休日)は、快晴

 

ご存じの方からすれば、いまさらナニ書いてるんだって思われるかもしれませんが、
こういったタイプの川(釣り場といった方が良いかも)の経験がなかった僕からすれば、目から鱗というか・・・

とにかく、いろいろと驚くことが多かったので、釣り関係の雑誌などで興味を持ったものの未だ経験されたことがない方のためにもその記憶が薄れないうちに、ということで。

 

宮城県の「荒雄川」と、山梨県の「桂川」

このふたつの川はまったく異なったタイプではあるのですが、いろいろな意味で僕の中にあった「渓流釣り場とは」というステレオタイプ的なイメージを大きく変えるインパクトを与えてくれました。
また、タイプは違うとはいうものの、人の手によって人為的に作られた釣り場だという意味では同じモノであると考えることができると思います。

現代の渓流釣り状況においては人間の自然への干渉を考えずには釣り場を考えることは出来ないわけで、この2川はその代表的なものだと思います。

ぶっちゃけて言えば、

「放流あらずして釣り場なし」

そして、

「キャッチ&リリースもしくは効果が明確な漁獲制限という規制無しには、釣り場環境がどうのこうのって言う以前に、釣り人の漁獲が原因で魚なんていなくなる

という現実を(素直にではなく、ちょっと歪んでではあるのですが)つぶさに理解させられるのが、ここに取り上げたふたつの川での釣りだからです。

だって、このふたつの川には「ちゃんとまともな魚がいる」んだもんね(笑)

「荒雄川」は放流とキャッチ&リリースによって。
「桂川」の方は、ひたすら繰り返される大量放流と、その他諸々の人間の行為が重なって。
(・・・だと思います。僕には理解できないけど、ほとんどの人があの生活排水と廃棄されたゴミで汚染された「桂川」で釣った魚を持って帰って食べてるらしいし~)。

もちろん、その前提として、
魚の移動を拒絶する堰堤に挟まれた区間であること(荒雄川)
尽きることのない湧水による、年間にわたる水量と水温維持と、それゆえの魚をはぐくみ成長を促進する餌の多さ(桂川)
があることは、言うまでもないことなんですが・・・

 

このふたつの川を経験するまで、僕はボロ雑巾のような養殖魚を解禁直前に川にぶち込むような成魚放流なんて、お金を払ったらバケツに入ったニジマスを人為的に石で小さく区切ったエリアに入れてくれる管理釣り場と同じでクソみたいなもんだ、と思っていました。
解禁後の追加放流がある川では、放流日と放流場所を漁協の人から聞き出して、そこで待ち受けて釣るだけならばまだマシで、バケツから川に放されている魚をその横で大きな玉網ですくう、なんてことも見聞するわけで(関西だけかもしれませんが・・・)
まあ、そこまで極端ではないにしろ、僕にとってはほとんど価値もない行為が渓流という場所でいまだに繰り返されているわけです。

でも、成魚放流のボロッちい魚だって、ちゃんとした水と餌のある河川環境の中で生き残って数ヶ月を過ごしさえすれば、姿形だけではなく行動まで自然繁殖魚とほぼ同じレベルにまで変化していきます。
そして、チャレンジャブルな釣りという行為のターゲットとして十二分に渡り合える相手となるわけです。

もちろん、魚にしてみれば、
「その放流された川の環境で生き残るため」
に形態も行為をも変化させているわけで、なにも釣り人を喜ばすために変身しているわけじゃないんですけどね・・・(--;)

 

百聞は一見にしかずです。
まだ未経験の方はぜひ「荒雄川」と「桂川」で釣りをしてみてください。
おそらく、非常にエキサイティングな体験ができると思います。

ただ、このふたつの川の現場に立ったとしても、放流されたばっかりの魚を釣っただけじゃ、
「な~んだ、こんなもんか・・・」
って感じで終わってしまい、
ここで僕が理解して欲しいな、って思うコトは、おそらく伝わらないんじゃないでしょうか。

ヘタをすれば、

「荒雄川」は、デカいけれどヒレの丸い、ノタノタした重い放流ニジマスが釣れる川。
「桂川」は・・・、妙な匂いがしてゴミだらけのドブ川。
(すんません、そんな表現しかできません・・・(>_<))

なんでこんなところまで来たんだろ・・・(--;)
で、お終い。

僕自身の経験からしても、いい意味でショッキングな体験をするためには、自身がよほどのポイントを見抜く目と釣るためのテクニックを持っているのでなければ、それぞれの川に精通したエキスパートの手助けが必要になると思います。

その手助けをしてくれる存在が、タイムリーな現地情報に詳しいプロショップであり、プロフェッショナルなフィッシングガイドであるべきなんでしょうが、この国ではまだまだ発展途上?ですからね。
その代償ともなっているのが、ブログなどのネットコミュニケーションから始まるコネクションかもしれません。

いまや情報収集も釣りのテクニックですからね~
ぜひともお励みくださいませ。

ただし、ギブ&テイクの精神を忘れずにね(^_^)v

 

このふたつの川で「ありえない」ような魚をフッキングするコトが出来れば、僕が表題で書いている、

「荒雄川」そして「桂川」はニュータイプなのか・・・

という意味がおわかり頂けると思います。


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