高知県へ、その2 [釣行雑記・渓流&川、そして湖沼]
今年の四万十川源流域の檮原町周辺。
このサイズさえも、なかなか釣れない。
4月だというのに天気図には前線と低気圧が並び、まるで梅雨みたいだ。
地元の釣り人よりもこの檮原周辺の渓流釣りに詳しいのではないかとさえ思われる、知る人ぞ知る『カーネル(笑)・山ちゃん』にポイントから釣り方までいろいろと教えて頂いたのだが、どういうわけか釣れてくる魚は片っ端からアブラビレの無いヤツばっか。
春先から続く増水で、流れが太く速くなりすぎて本来のアマゴの付き場を狙えない、ということもあるのだけれど、どうも流速の緩い場所に拘りすぎてアブラビレのない魚の付き場ばっかりを狙っているうちにすっかりヤツらに馴染まれてしまったようで、素直に流芯に沿ったアマゴポイントに流しても、僕のフライにはなぜか大振りなアブラビレの無いヌメヌメしたヤツらが出てしまう(--;)
カワムツ、オイカワ、ウグイ、アブラッパヤ・・・、たまに(チビ)アマゴ。
四万十川の源流といえば、この檮原を流れる檮原川ではなく、もう少し東の窪川盆地を流れる方を指すらしい。
ただ、四万十川を含めて四国南西部の川は数多くの支流をその流域に抱えている。おまけに分水嶺は多いし、やたらと蛇行しているので地図を見ただけではいったいどちらが上流なのか下流なのか、そしてどの川がどの川の支流域なのかがまったくわからないぐらい雑然としている。
僕には、どれが四万十川かなんてまったくわからない。
まるで混沌とした静脈血管のようだ。
そして四万十川にはダムがない、なんてのは嘘だ。
ちゃんと!ダムはある。
ただ、水はキレイだ。
一晩で20㎝ばかり増水するような雨が降っても、川の水はわずかに濁るだけで岸辺に溢れ草木を洗っている。
そのかわり、晴れても水はなかなか引かない。
今年のように雨が多いと、川は水量が落ちないまま次の雨を迎えてしまう。
水不足気味だった昨年とはかなり状況が違うみたいだ。
この辺りの川を釣っていると、僕はなんだか3~40年前の川へタイムスリップしたような気分になる。
そう、まだ川が生きていた時代へだ。
川虫や、いいかげんな毛針を付けた安物の振り出し竿を持って、裸足やゴム草履で川に入っていたあの頃。
四万十川源流域への釣り旅は、僕にそういったある種の懐かしい感覚をもたらしてくれる。
「そういえば、こういう場所って、どこにでもあったよな~」
・・・って。
初めまして・・・。
山ちゃん通信を更新しているモグロです。
コメントありがとう。
高知の方へは、ちょくちょく行かれるのですか?
僕は、偶々昨年山ちゃんが行かれ釣果が良かったんで、行ってきました。
昨年は、大物の顔も見れて喜びました。
和歌山へ来られる時がありましたらお声掛けしてください。
by モグロ (2010-05-01 23:25)
モグロ様、
なんだかバタバタしてて、自分のブログを見てませんでしたm(_ _)m
高知の渓流、実は今年が初めてです。
が、山ちゃんのおかげもあってどっぷりハマってしまいました。
モグロ様は龍神の辺りへ行かれているようですね。
あの辺りは大場所でイブニング以外は釣れるような気がしませんが・・・、
と言いながら、もう10年ぐらい行ってないような気がします。
和歌山探訪の節はよろしくお願いします。
by あき (2010-05-19 14:36)