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バンブーロッド "Bamboo Rod" ブログトップ
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GENIUS ROD MAKER & 『新藤流』 [バンブーロッド "Bamboo Rod"]

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"GENIUS ROD MAKER" のバンブーロッドがいっぱい。
なんとなく異質なリールがひとつ混じっているようですが・・・(笑)

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こちらは、#7~8ライン用の高番手バンブーロッド。
メイクはもちろん "GENIUS ROD MAKER"

4月になって最初の週末、"GENIUS ROD MAKER" さん主催の『ジーニスロッドを楽しむレクチャー in 丹沢ホーム』にお邪魔してきました。

これら2枚の写真に写っているロッドを見て、かつて一世を風靡した「某バンブーロッドメーカー」のことを脳裏に浮かべられる方がたくさんいらっしゃると思います。

そう、あの "Pezon et Michel" です。

そして "Pezon et Michel" といえば、S流の「ハイスピード・ハイライン・キャスティング」ですよね。

歴史上さまざまなフライロッドがフライキャスティングの技術の進歩と共に開発されてきました。
それは "Pezon et Michel" に限られたことではなく、E.C.PowellやWinstonの中空バンブーロッドも、より効率的なキャスティングのために創り出された構造だということができます。

ただ、この国では "Pezon et Michel" のロッドはキャスティング、それも「ハイスピード・ハイライン」というひとつのキャスティングテクニック(もしくは、キャスティングスタイル)と切り離すことのできないものとして市場を形成していきました。
簡単にいえば、ロッドとキャスティングをセット販売したわけです。
このマーケティング手法はフライフィッシングやフライロッドについての情報が少なかった当時の日本で爆発的といってもいいほどのヒットになりました。

その結果、フライロッドは "Pezon et Michel" が最高で、
フライキャスティングは「ハイスピード・ハイライン」がベストなんだ、
という考え方がひとり歩きして、「ブーム」になっちゃったんですよね。

「ブーム」はいずれ収束します。
そして、その過程で「アンチ勢力」を生み出していくわけです。
僕なんかは、まさにその典型ですよ。

ダメなバンブーロッドの代表のように言われていた、 アメリカンアクションの"Leonard" でも センターアクションの"Hardy" でも、ちゃんとフルライン出るじゃないか!

だまされた・・・(--#)

なんてね。

あとは、もう一気に "Scott Power-Ply" です(笑)

でもね~、
"Pezon et Michel" と「ハイスピード・ハイライン」は、ダメなロッドと間違ったキャスティングテクニックだったのでしょうか?

もし本当に今でも「だまされた」って思っているのなら、いまさらブログには書かないですよね。
おまけに、僕は "GENIUS ROD MAKER" のロッドを「買った」ユーザーですから(笑)

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竹フェルール、三態、『フリース』『羽舟』『トレメンドス』 [バンブーロッド "Bamboo Rod"]

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竹製のフェルールを使った3本。右上から、「Bjarne Fries」、「中村羽舟」、「トレメンドス」。

ジョイント部にそれぞれに特徴のある「竹フェルール」が使われている「竹製フライロッド」が3本並んでいます。

「バンブーフェルール」に「バンブーロッド」って書かないのは、羽舟さんの竿がバンブーではなくマダケから作られているからですね。

モデルはそれぞれ、

Bjarne Fries "Noodle" 8' 2P #2~3
中村羽舟 「魅了」 7'7" 2P #4
Tremendous "The Cane" 7' 2P #4

で、竹フェルールが付いているという以外はスペックに共通性はありません。

フェルール部をもうちょっと詳しく見ていくと、こうなります。

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朝間ロッド "Asama Rodworks 6'3" #4" [バンブーロッド "Bamboo Rod"]

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Asama Rodworks 6'3" #4

昨年の初夏に道南を釣り歩いたときにお世話になったアングラーズハットさんで、P. H. YoungのMidge(初代、ポールの制作)をベースにして、地元、函館のビルダーが作ったというショートロッドを振らせてもらったのですが、その竿が凄くよかったんですね。

もう、絶妙にツボにはまるって言うか・・・

ちょっと記憶は薄れているのですが、以前持っていた「本物!」や、サマーズのミッジ、そして国産のコピーロッドよりもラインを振ったときの感触が抜群に気持ちよかったので、ミッジ・フェチな僕はついその場でオーダーしてしまいました。

このときに感じたのは、ヤング・ミッジの特長を殺さずに、あの竿がちょっと苦手だった近距離を使いやすくするようにテーパーをいじってるんだろうな~、ってことでした。

その『朝間ロッド』がこの正月明けに届きました。

ショップに置いてあった竿は、焦げ茶色にまでフレーミングされたオイルフィニッシュのブランクに黒染めのリングで、いかにも「ポール・ヤング!」ってな感じの佇まいだったのですが、
ロッドソックから出てきたのは、薄めにフレーミングされたバーニッシュ仕上げの予想外にも美しいバンブーロッドでした。

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数回使ったのでグリップが汚れていますが・・・

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G. H. Howells 8' 3 7/8 oz. DT5 or WF6 "For Sale !!" [バンブーロッド "Bamboo Rod"]

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G. H. Howells 8' 3 7/8 oz. DT5 or WF6 Serial No.#4230

程度は、実際の釣りで使用されてはいるものの、細かな置き傷が見られる程度で、問題となるようなダメージはなく、
現存のHowellsとして、ミントコンディション(未使用品)、ニアミント(釣りには使用されていない)、の次ぐらいのランクにあたるかなとおもいます。

“Jim Adams”的評価だと、
「Very Good、グリップにわずかに汚れあり」
ってところでしょうか。

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竹くらべ、ビヤーネ・フリースなど・・・2 [バンブーロッド "Bamboo Rod"]

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昨シーズン、もっともよく使った竿の1本、
Bjarne Fries "The Noodle" 8' #2~3
with F.I.B.H. ferrule

昨シーズン、渓流でもっともよく使った竿の1本といえばやはりこの竿でしょう。
ビヤーネ・フリース作、「ヌードル」

優美かつ繊細、でも、ただ弱いだけの竿じゃなく、8フィートある竿の全長を利用してひねり出すような強いパワーを持っています。

このヌードルという竿は、中村羽舟さんが創り出す一連の羽舟ロッドが生み出される契機のひとつになった竿じゃないかなって気もしますが、実際のところはどうなんでしょうね。 

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竹くらべ、ビヤーネ・フリースなど・・・ [バンブーロッド "Bamboo Rod"]

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左から、
Bjarne Fries "The Pendular" 8'6" #4~5 3P with F.I.B.H. ferrule
中村羽舟 「魅了」 7'7" #4 2P 竹フェルール
Orvis "Delux" 6'6" HDG(#6) 1960's
Bjarne Fries "The Mahagonny" 8' #4~5 2P with F.I.B.H. ferrule
Bjarne Fries "The Mahagonny" 8' #4~5 3P with F.I.B.H. ferrule
 

フリースさんのマハゴニー、それも、
F.I.B.H.バンブーフェルールの2Pと3Pを、振り比べ、釣り比べてみよう!
というお遊びをしてみました。

そこに、ついでだからってことで、
この写真に写っている竿と、写真は撮っていないものの、

中村羽舟 「竹林」 7'7" #4 2P 竹フェルール
Leonard 49DF 7'6" #5 3P (おそらく1940~50's)
Genius Master Papa 7'2" #4 2P
国内某 7'6" #4 2P 中空

も持ち出して、都合9本の竹竿をとっかえひっかえ投げたり釣ったりしてみました。

 

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竹竿をひん曲げながら考えたこと 2 [バンブーロッド "Bamboo Rod"]

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Jim Hidy, Orvis, Farlow,Leonard, and Hirao Bamboo Rods + Mario Glass Rods

この写真は、解禁から3日間、ひたすら魚を掛け続けてひん曲げられ酷使された釣り竿の一部です。
他にも、別のOrvisやMarioのバンブーロッドが何本も重量級の魚と過激?な釣り人達によってグリップから曲げられてました・・・(^^ゞ

横から見てると、

ほんとに竹竿をここまで曲げてもいいの?

って疑問を感じるぐらい曲がるんですよね。
竿のアクションにもよるのですが、思いっきり立てている竿がほぼ円弧状に曲がって、ロッドティップがグリップより下に行ってる。
う~ん、なんじゃこりゃ・・・(@_@;)
って感じですわ。

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ビヤーネ フリース ロッドについての私的解説 1 [バンブーロッド "Bamboo Rod"]


Bjarne Fries Rods 8'~8'6" (以前のブログでも使った写真ですが・・・)

よく考えたら、"8' #2~3 The Noodle" から、 "8'6" #5~6 The Antigravity" まで、
フリースのロッドで8フィート以上のものを6本持っていたんですね。
そのうちの3本が8フィートで、あとの3本が8フィート6インチです。

モデルの詳細は次のようになっています。

The Noodle 8’0” #2~3 73g D.S.P. Slow
The Mahagonny 8’0” #4~5 92g P.S.P. Slow -. Medium.
The Melodic 8’0” #3~4 80g P.S.P. Medium.
The Antigravity 8’6” #3~4 95g P.S.P. Slow.
The Antigravity 8’6” #5~6 122g P.S.P. M. F. Medium-Fast
The Pendular 8’6” #4(僕の竿は#4^5仕様です) 90g P. Slow.

アクションタイプは下記の3種類に、
P.S.P. = Progressiv Semi Parabolic
D.S.P. = Deepworking Semi Parabolic
P. = Parabolic

そして、ロッドスピードは、”Slow”から”Medium-Fast”
までの多岐にわたっています。

う~ん、けっこうなんにでも手を出していたって感じですね(笑)

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竹竿の継手(バンブーロッドのフェルール)と使用上のヒント! [バンブーロッド "Bamboo Rod"]


"Jim Hidy 8'6" #5 3P2T" のフェルール部
(♂フェルールに見える曇った部分は、フェルールに塗ったロウです)

釣りを始める前、釣りを終えたとき、
釣り人は、少なくとも2回、フェルールを意識することになります。

あなたは、その竿のフェルールに満足していますか?

今回のブログは、このフェルールの話です。

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Jim Hidy 7'9" #4 「かたいのとやわらかいの」その2 [バンブーロッド "Bamboo Rod"]


このロッドはなんでしょうね(笑)

フェルールが特徴的な竿。

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