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Jim Hidy 7'9" #4 & The Fly Fishing Show [バンブーロッド "Bamboo Rod"]


Jim Hidy 7'9" #4 3P

2月17日~19日、サンフランシスコ近郊のサンラファエルで開催された"The Fly Fishing Show"を見に行ってきました。
目的は、来年このショウにテーブルを出すための視察だったのですが、実際のところは、セバストポルに住むロッドビルダー、Jim Hidy さんの家を訪問して、ワイン好きのジムさんと一緒にサンフランシスコ北郊にあるアメリカ最大のワイン地帯、ナパ、ソノマのワイナリーへワインをテイスティングに行く、という楽しみがこの季節はずれのカリフォルニア旅行を僕に実行させた最大の理由でした。

ジムさんの家にある工房には出来上がったばかりの私の新しい4番ロッドが待っているはずで、それをピックアップすると同時に、ジムさんが作る他の長さやラインウエイトの竿を振り比べてみることも今回の旅の目的でした。


7’9”をテストキャストするジムさんと僕

この竿もスリーピースの7’9”#4と思えないほど、持っても振っても軽く感じます。
ティップの繊細さとバットのパワーを上手く繋いで、手抜きしてもウェーブが入らないスムーズなアクションをモノにしています。
8’6”仕様違いの2ティップを持った#5~6、3Pも振りましが、この竿も同じ印象でした。
軽くてパワフル、そしてスムーズ。これなら8’6”の竹竿でもガンガン使う気になります。

ジムさんが会場で友達のエドに紹介するというのでついて行くと、どこかで見たような背の高いひげ面のおじさんが。コロラドの名ガイドでフライフィッシングライターでもあるEd Engle さんですね。

 
Ed Engle and Jim Hidy

 
ネームカードに刺さっているのが、タイイングセミナーのおみやげ。


The Fly Fishing Show での戦利品
フツーのメノウ入りMKⅡ27/8じゃないんだよ、斜めネジやから(個人的に喜んでるだけですが)。 

ブースを出していた何人かのバンブーロッドビルダーや、バークレーでクラシックタックルを扱っている Jim Adams さんとも、ジムさんを介していろいろ話が出来ました。
ロッドビルダー間では、
「バーニッシュに何使ってるの? あれは・・・」
なんていう話が良く交わされていましたね。日本のバンブーロッド市場のことも話題になってました。
うがった見方をすれば、日本人はブランドに弱いからね~、なんて感じですか(笑)
そりゃ、HやP、S、モダンではMやPなんかを相場から考えたら異常な高値でも平気で買っちゃう人がいるんですからね。この国には・・・。
ディーラーのジムさんは知ってるよ、って笑ってましたが。
そうそう、彼、Jim Adamsさんは、ほんとに信頼できる数少ないディーラーの一人です。カタログ通販しかやってませんが。

ウインストンのバンブービルダー問題にはジムさんも関心があるらしく、ウインストンのブースで、グレンが辞めたあとどないするねんウインストンは、なんて話をしてました。
担当者は、彼らが辞めたあとも伝統は守って竹竿は作り続けると言ってましたが・・・。
アメリカは歴史が新しい国だけに、逆説的ですが伝統の継承というものを大切にするので、歴史の継承を絶ってしまったウインストンにはかなりがっかりしているようです。


Jim Hidy 作、丸竹ワンピースロッド!

ジムさんが二人の子供のために作ったフライロッドです。
自分ちの庭の隅に生えていたバンブーで作った、と言ってましたが、カリフォルニアに竹(もしくは笹)が生えてるんやろか?

 

 


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