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Bjarne Fries Rods とフライライン2 [フライライン "Fly Line"]


CORTLAND 444 CLASSIC SYLK LINES

444 CLASSIC SYLK LINE は昨シーズンに発売されたフライラインで今さら新作とは言えないのですが、ワンシーズン使ってみて感じたことを書いてみます。

僕のメインラインが4番なのと、最近愛用の Clear Creek  がWFラインなので、先ずは Classic Sylk WF4F を試してみました。ちなみに使った竿は、Bjarne Fries Katana 704 です。

最初の印象は、アレ、なんじゃこりゃ?・・・って程スカスカ。
ぜんぜん竿に乗った感じがしないんですね。もう言ってしまえば低番手でもグンと重みと進んでいくループの感触を直に手に感じる本物のシルクラインとは天と地みたいに違うんです。
正直、こりゃ、まがい物をつかまされた!って思いましたね。そう言えば、通販の電話に出たショップの店員に「どんなラインなの?」って聞いたときの歯切れも悪かったですし・・・。
まあ、よく考えれば水より重たい物をワックスで「無理矢理」水の表面張力に乗せて浮いてるシルクラインと、水より比重が軽く絶対沈まないPVCラインとではキャストフィールが同じ感触なわけがないのはわかるんですよ。
でもね、期待しちゃうじゃないですか「沈まないシルクラインか!」って。

で、第一印象は×、
「Sylk は Silk に非ず」

しかし、Clear Creek WF4F と比べても明らかにフィールが劣るように感じるのはなんでなんやろ?ヘロヘロ~って感じの原因は?って考えたとき、これってライン番手を間違ってしまったときの感じと一緒なんや、って気がつきました。
竿に比べてラインが軽すぎるときに感じる違和感と同じですから。
で、竿を Fries Katana 733 に変えると、少しも違和感なく、ちゃんとまともなフィーリングを感じるんです。これって、明らかにラインが軽いってことです。4番表示なのに3番ライン用の竿にちょうど良いってのは。
3番ラインだって思って使えば、大変しなやかで良いラインです。

今日のブログ、タイトルの Fries とはなんの関係もないじゃないか、と思われるでしょ。
でも違うんですよ。ラインが竿に加える負荷の変化をリアルに手に伝えるくれる竿があって、初めてこの手の微妙な差異がハッキリわかると言うことですから。

またここで問題が出てきます。
竿の良し悪しに対する一般論、「良い竿は表記ラインの前後1番程度のラインは問題なく使える」に Katana は反しますよね。
僕は、この一般論に「ただし、鋭敏な竿はその限りにあらず。使う人とシチュエーションによってかなり狭い範囲でラインを選んでくる」って言葉を付け加えないとダメだと思います。
適正負荷範囲が広いだけの「鈍感なお馬鹿竿」を「良い竿」と誤解しかねませんから。

また書きますが、「たかがラインの選択」です。
されどラインの選択は、竿を生かしも殺しもする」ということ、心の隅にでも留めておいていただくと、ちょっとした行き詰まりの時になにかの役に立つかもしれません。

なんだかんだ言いながら、DT3Fも買ってしまいました。こいつもやはり軽めです。
本来ならばDT4Fを買ってWF4Fと比較すべきなんでしょうけど、去年の春は品切れでした。
CORTLANDって、あまり店に在庫が無いんですね。みんな3Mばかり買うんかなあ・・・。

以下のラインの説明はCORTLANDホームページ、オンラインカタログから抜粋させていただいた Classic Sylk と Clear Creek についての解説ですが、なんとなく似てるでしょ。

The 444 Classic Sylk fly line is the first ever fully synthetic fly line to recreate the original appearance and unique performance of the finest natural silk lines from the past 100 years - without all the maintenance and high cost. Skillfully designed for the avid bamboo and fiberglass angler, the 444 Classic Sylk fly line is butter-soft and is smaller in diameter than traditional synthetic floating lines, making it the line of choice for traditional action rod anglers, including those earlier rod designs that have smaller guides. With the traditionalist in mind, Cortland’s technicians have designed this line in a color that nearly matches the look of traditional silk line coated with linseed oil and mucilin. Their suppleness makes them great cold weather lines with virtually any fly rod. The taper of the new 444 Classic Sylk is based on traditional silk line designs with long front tapers and longer level tips. Available in WF2F - WF7F and DT2F - DT7F.

The 444 Clear Creek has an extra-long, supple tip design that allows a natural fly presentation and tracking while fishing difficult, heavily pressured waters. The soft olive color blends with the water and background. The line of choice for spring creek anglers from Montana’s Poindexter Slough  to Pennsylvania’s Spruce Creek. A must for any serious angler. WF1- 6F

 


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