G. Loomis FR1089 9' #9LINE GLX [ソルトウォーターフライロッド]
G. Loomis FR1089 9' #9LINE GLX
これまたヤフオクでの落札ロッドです。お値段はそこそこでした(笑)
以前のブログ、
http://blog.so-net.ne.jp/alchemy/2007-07-31
でも書いたのですが、
レトロ趣味(笑)かもしれないですが、僕はこのタイプの"GLX"が好きです。
素っ気ないほどシンプルな外観も、今のゴテゴテなロッド群を見飽きた目で見れば意外に新鮮。
この竿が現役当時は、性能がいいのがわかっていても、
あまりに素っ気ないバスロッドのような外観なのに高価な竿だったので、
僕はいかにもフライロッドらしい雰囲気のある"Winston"や"Scott"の方を好んでいたのです。
でも、今はねえ・・・
"Winston"や"Scott"に10年前にはあった本来の魅力が無くなってしまった、
っていうのもあるけど、
"G. Loomis"や"SAGE"に引き寄せられる。
グラファイトロッドに関しては、
機能性=美しさ
って感じるようになった。
「海フライ」を始めて、いちばん変わったところですね。
それと、ボートで使うとロッドってけっこうすぐにボロくなってしまうんですよ。
ひとり何本かずつのロッドをボートに積むと4人で1ダースぐらいになるわけで、それら多数の竿が波で揺れる船の上で構造物に立てかけられたり、デッキの端に転がったりしてガチャガチャしてる。
魚を釣ったら釣ったで、バタバタ暴れる大きな魚を押さえるのに精一杯で、ロッドはデッキに投げ出すように放り投げる・・・(-_-)
ロッドに付く傷なんかにこだわっていたら、海では釣りにならない。
自分が注意できる範囲外のところで、ロッドは傷ついていくのだから。
ロッドやリールを傷つけるのが嫌な人は、「海フライ」はおやめなさい!
(女王の教室、黒マヤ口調で・・・)
この"G. Loomis FR1089 9' #9LINE GLX"
先日手に入れた、"G. Loomis FR1088-4 9' #8LINE GLX"と共に、
対シーバスのメイン・ウェポンにする予定です。
この「メイン・ウェポン」主力兵器(武器)なんていう言い方も、
「海フライ」だからこそなんですね。
渓流で使う竹竿を「メイン・ウェポン」なんて思うことは、
僕にとって、絶対に「ありえない」ですから。
僕の中で、
「海フライ」は、
「川フライ」とはまったく異質なコト。
違う種類の遊びです。
強いていえば、狩猟、ハンティングに近い、血なまぐさいモノを感じます。
※ちょっとしたデータを上げておきます。
G. Loomis FR1089 9' #9LINE GLX 自重104g (2ピース)
G. Loomis FR1088-4 9' #8LINE GLX 自重120g (4ピース)
この差は、2ピースと、4ピースの差が大きいと思います。
ちなみに、
Thomas & Thomas HS 909S 9' #9LINE 自重134g (2ピース)
Abel SF 909-3 9' #9LINE 自重150g (3ピース)
SCOTT G888/3HP 8'8" #8LINE 自重144g (3ピース)
これら3本は、いわゆるソルトウォーターロッドですね。
旧"GLX"って、すごく軽いロッドだということがわかるでしょ。
もちろん、"G. Loomis GLX"本来のターゲットは、スチールヘッドやビッグトラウトですけど(笑)