Hardy Perfect 1920's の足を・・・ [フライリール "Fly Reel"]
思案の末、オリジナルだったフットを削ってしまった。
魔の数字は、全長64㎜。
この時代の"Prefect"は、ストレートブラスフットで長さが70ミリほどあるんですね。で、現代の竿のリールシートには入らないことが多いんです、っていうかほぼ絶対に入らない。この後のリブドブラスフットになると足が短くなるんで、厚さはともかくとして長さ的には問題がなくなるんですが・・・。
でも、リブドフットのモデルとはクリックのテンションを調節するネジのデザインが違うのがわかりますか?
斜めのロレットが入った曲線的なフォルムがかっこいいでしょ。
このネジが気に入ってしまうとふつ~のマークⅡはねえ、う~ん。。
それほどレアなアイテムでもない?ので、これまで手に入れたリールはほとんどの物が入手時からフットが削ってあったんですが、この個体はオリジナルだったんです。
で、ラックの肥やしになっていたのです。
80年以上も生きながらえていたオリジナルを自分の手でブッ壊していいのか?
とは一年ほど悩んですがねえ。
使えないことにはペーパーウエイトぐらいにしかなりませんし、手放した先でブッサイクに削られるのも忍びない(使うために酷い削られ方をしたリールをこれまでに何台も見てますからね)
と、自分に言い訳して、よく晴れた春の朝、ついに加工してしまいました。
釣り場で落としても壊れますし、ま、いいかってことで。
何年か経って、磨いた部分に酸化皮膜が出来て黒くなったら、長さを測らない限り、ま、見ただけではわからないようなフォルムに削りましたしね。
これで、長期のリタイヤから現役復帰です。