SSブログ

竹竿をひん曲げながら考えたこと 2 [バンブーロッド "Bamboo Rod"]

IMGP1170-500.jpg
Jim Hidy, Orvis, Farlow,Leonard, and Hirao Bamboo Rods + Mario Glass Rods

この写真は、解禁から3日間、ひたすら魚を掛け続けてひん曲げられ酷使された釣り竿の一部です。
他にも、別のOrvisやMarioのバンブーロッドが何本も重量級の魚と過激?な釣り人達によってグリップから曲げられてました・・・(^^ゞ

横から見てると、

ほんとに竹竿をここまで曲げてもいいの?

って疑問を感じるぐらい曲がるんですよね。
竿のアクションにもよるのですが、思いっきり立てている竿がほぼ円弧状に曲がって、ロッドティップがグリップより下に行ってる。
う~ん、なんじゃこりゃ・・・(@_@;)
って感じですわ。


僕の "Hidy 8'6" #5" も、自分では考えられないほど曲がってました。
なにしろ、最新・最強?の4Xティペットが切れる寸前までフルパワーで強引に竿を曲げるのだから、生半可じゃないですもんね。

ほう~、竿ってここまで曲げても大丈夫なんだ!ってわかってからは、
ティペットを細くしていって、魚を寄せる練習をしていたのですが、
ギュ~ンとグリップまで曲がる竿って、竿の曲がりに余裕がある限り(まだ弾性と竿の曲がりシロが残ってるときです)、かなり強引にヤリトリをしても不思議なことにティペットが切れないんですよ。
その上、あれっ(? ?)って感じるぐらい魚の寄りがいい。

「魚を寄せる」っていうんじゃなくって、「魚が寄ってくる」って感じですね。

この感覚は#5のスペイロッドで、それなりに大きなスチールヘッドを釣ったときと同じで、
今までの釣り方とはなんとなく違和感があるものでした。

フライフィッシングって、糸が細いので強引には獲れない釣りだ、
ってのが今までの感覚だったので、
そのとき使ってるタックルと比較して大きめな魚が掛かると、魚を遊ばせながら、うまいこと騙し騙し寄せてきてネットで掬う。
って感じの釣り方だったわけです。

その釣り方だと、大きな魚がなかなか獲れないんですよ。
運悪く!! 石の間や、水草、倒木や木の根などの障害物に入られたら、
ま、しょうがないか、って感じでね。
でも、でっかい魚って、どうもみんなその手の小ズルイ(お賢い、とも言うな)逃げ方をするわけで・・・

竿を曲げる釣り方を知って、それが変わりましたね。
かなり強引に攻める釣り方に。
まだ、始めたばっかなんで、確実とはいえないまでも、
なんとなく大きな魚を穫る効果的な方法に近づいてきたように思います。

しかし、よくできた竹竿って強いですよ。
帰ってきてからチェックしたのだけれど、全く曲がり癖が付いていませんでした。

※注 竹竿なら、どれでもこんな「えげつない使い方」をしても大丈夫なのか?

・・・ってことは、僕の知識の埒外なのですが、

聞くところに寄れば、そこまで強烈に曲げるまでに至らなくても、
思いっきり竿を立てて魚をタメると変な曲がり癖が付いたり、フェルールがダメになる竹竿も多いらしいです。
ちなみに、グラファイトだと折れるモノもあります。

どんな竿が、このような扱い方に向いているか、耐えられるか、については相当な適不適があるみたいですね。
アルファベットの「J」の反転型に曲がって、その先がなお内側に入るような曲がり方をする竿、
もしくは、無理矢理にそんな取り扱い方をすると、
かのクラシックロッドの名竿「あえて名を伏す」でさえ曲がっちゃいます、よ・・・(T_T)

チョコッとヒントを書いておきますが、
クラシックタックルの中ではあまり評価が高くない・・・、っていうか、値段の手頃な、
某メーカーの樹脂含浸加工をされたシリーズ、その中でもフルフレックスな曲がり方をする竿が、
この思いっきり竿を曲げて魚を穫る!方法には、とっても向いているようです。

僕がやったような釣り方をして、
高っかい竹竿がダメになったじゃないか、どうしてくれるねん(-_-メ)
・・・と言われても、責任はとれませんので、
その辺りはご自分の責任でやってくださいね。


nice!(3) 

nice! 3

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。