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カリフォルニア2008 #2 クラマスリバー [釣行雑記・渓流&川、そして湖沼]

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クラマスリバーでのスチールヘッディングのスタート、
ダムサイトのボートランチでタックルの準備をするガイドのクレッグ(Craig Nielsen、オレンジのハット)。

クラマスリバーの上流部は両岸が私有地になっているので、岸からのアクセスはその土地の所有者以外は不可能。このクラマスリバーで釣りをするには上の写真に写っているドリフトボートやポーツンボートなどの公有水面である川の中だけで移動できるツールがどうしても必要不可欠です。
狂の付く釣り人はクルマでマイボートを引っ張ってやってくるのですが、その他大勢の釣り人はボートを持った現地のフィッシングガイドにお世話になるわけです。

Craig Nielsenは、この川を知り尽くしたトップクラスのフィッシングガイドなので、今年のクラマスリバーはあまり状況がよくないとはいうものの、先日までの大雨を伴ったストームをもたらした雲の一団はすでに通り過ぎ、天候は曇り、昨日より気温もすこし暖かく、僕たちの期待はいやがおうにも高まります。

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1匹目は通称「ハーフパウンダー(スチールヘッド)」、もうちっと重いと思うけど・・・
北海道の小型サクラマスのようなものです。

クラマスリバーでのスチールヘッド釣り方はいろいろあるのですが、最も簡単に釣ることが出来るのが、ボートからのドリフトフィッシングです。
ボートで流速に合わせて川を下りながら、浮力の強いマーカーにヘビーなシンカーとニンフかエッグのダブルリグを背負わせて川底ギリギリをナチュラルにドリフトさせるという非常に効果的な方法です。
ガイドの操船テクニックと、マーカーから下の長さを川底ギリギリに調節する棚の取り方がすべて、といってもいいおまかせ釣法で、釣り人がすることといえばガイドの指示する方向へ指定される長さのキャストをするだけ! 
あとはボートに揺られながらマーカーになにがしかの反応が現れるのをただひたすらじっと待つ。
バイトはいろんなカタチでマーカーに現れるのですが、簡単にいえば不自然な動きだと思ったら即合わせをするわけです。スチールヘッドへの電撃フッキング!!
ただ重くって抵抗の大きな仕掛けがフライラインの先に付いているので、慣れるまではけっこう投げにくいですよ。キャストにトラブってもつれさせると、スチールヘッドが着いているポイントを攻めるタイミングをフイにしてしまいます。

優秀なガイドは、正当派スチールヘッダーの愛好する、スペイキャストで投げたフライをスイングさせたり、スカジッド的な重いフライを流し込んで魚の目の前でホップさせて食わせるといった釣り方にも精通しているので、リクエストしだいで釣り方をチェンジしてくれるのですが、3~5対1(酷いときは10対1)の確率でドリフトフィッシングの方がバイトが多いので、とにかくスチールヘッドを釣りたい釣り人にはドリフトフィッシングを勧めます。
なんといっても、ダウンストリームスイングの釣りとドリフトフィッシングでは釣りが出来るポイントの数が桁違いですからね。
おまけにスペイキャストとダウンストリームスイングを上手くこなせる釣り人ってそうはいないですしね。

今回は、今年初めてのスチールヘッドの釣りでもあるので、基本的にはボートからのドリフトフィッシング。ダウンストリームスイングに適したランではスペイキャストでウエットフライをスイングさせて釣る、というオーダーで川を下り始めました。


 


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