SSブログ

雨の日はフライリール・・・"KINEYA Model 301" [フライリール "Fly Reel"]

IMG_0634-500.jpg
"KINEYA Model 301 Custom" & "Hidy 7'9" #4 やわらかいの"
(右上は"Model 300 Custom")
ランディングネットは
"Silky Wood"

自分ちのリールばっかりじゃおもしろくないので(お客様用のリールを作るのが精一杯で、自分用のリールを作る暇ががない、という理由もあるのですが・・・)、気分によっては"KINEYA Model 300"シリーズの片軸受けリールをよく使っています。

同タイプでは"Old Hardy"という選択肢もあるのですが、フィールドで意外によく見かけるのでいまさらね~って感じで、今じゃほとんど部屋の飾りになってます。
人と同じコトをするのが嫌い、っていうへそ曲がりなもんで・・・(--;)

僕にとって渓流で使うフライリールって、バックラッシュしないという最低限の機能を満たしていれば、あとは見た目の質感とハンドルを回したときのフィーリングがすべてなんですね。

ただ、自分の中でその基準を満たしているリールがあまりにも少なすぎた。
強いていえば、'80年代ぐらいまでの、"Orvis CFO"を含む"Hardy"が作ったリールぐらいです。
アメリカのリールは、見かけ倒しのモノばっかだし・・・(--;)
自分でリールを作り始めた理由は、市場で手に入るかっこいいリールが見た目の質感があるのに機能性がない、もしくはフィーリングの悪いリールばっかりだったからなんですけど・・・

その"Alchemy Reel"を作り始めるまで、現代のフライリールでお金を出して買って使おうと思える唯一のモノ、といってもいいのが"KINEYA"さんの作るリールだったわけです。

IMG_0649-500.jpg
右から時計回りに、"Hardy Bros.The Featherweight"
"KINEYA Model 300" "KINEYA Model 301"
(この2つの"KINEYA REEL"は、いわゆるカスタムモデルです。)

大きさの比較で、フェザーウエイトと同等なのが"KINEYA Model 301"
フェザーウエイトとフライウエイトの中間ぐらいの大きさになるのが"KINEYA Model 300"
ということになります。

僕の使い方としては、DT3F、WF3F、DT2F、あたりの軽めなラインを"MODEL 300"で、
DT4、WF4、WF5、っていったミドルクラスのラインは"MODEL 301"に巻くっていう感じです。

でも、フライリールを選択する場合に考えなければならない「大切なコト」がもうひとつあります。
竿とリールとのバランスですよね。

それは重量的なバランスだし、見た目のバランスでもあります。
いくらフライロッドに指定されているラインが巻けて、その竿との重量バランスが合っていても、リールをリールシートにはめ込んだときに見た目のバランスが悪いと、どうもイマイチだって思いませんか?

それにプラスして、キャップ&リングや、ダブルリングのように、スライドするリングでリールのフットを固定するタイプのリールシートだと、リングがフットのどの辺で固定されるかってことが、かっこよく見えるか、なんとなくダサく見えるかのけっこう重要な判断基準になってきます。

僕は、リングがきっちりフットに被さってフットの先端がちょこっと見えるぐらいが、リールが落っこちないという心理的な安心感もあるし、見た目もいちばんかっこいいと思うのですが、いかがでしょう?

IMG_0655-500.jpg
もうちょっと斜めのアングルからいってみましょう。
額縁の「ハワイアンコア」がなかなかにステキでしょ。


これら"KINEYA Model 300"シリーズのリールは「ちょっと秘密な表面処理(笑)」が施されていて、金属素材の表面にアルマイト皮膜や塗膜といったよけいなモノがないので、使い込んで傷が付いてくるといい味が出てくるんですよね。

こういう傷が味わいになる表面処理は、黒鉛塗装といわれているブラックレッドフィニッシュを施された戦前の古い英国製のリール以外にはないですからけっこう貴重です。

 


nice!(0) 

nice! 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。