3月5日、鬼首へ [釣行雑記・渓流&川、そして湖沼]
今年の解禁は雪の荒雄川で迎えることに。
僕の住む街からは約900㎞の彼方。
鳴子温泉から北へ入りどんどん標高を上げていくとダムサイト。
ふと湖の上を見ると、前方に虹が。
なんとなく、いい予感が・・・
雪に囲まれたプールでライズがガボガボとか~
目的のプールに行くまでの流れでニジマスを見つけ首尾よく食わせたものの、掛かりが浅かったのか竿をギュ~ンと曲げ込んだだけでお終い。
ユスリカとオナシカワゲラ(クロカワゲラかも)がたまに見られるものの、プールの水面にライズはなく、
暖かな陽射しで気温が上昇するとともに雪代の流入が予想されるので、勝負はさっさと付けようとばかりに、初っぱなから沈むやつを結びます。
0.8号のフロロティペットに重めのビーズヘッドニンフを、その先は0.6号にエッグ。
いかにも解禁直前に成魚放流された放流ニジマス狙いに見えますね(笑)
それに、
「え~、エッグなの」
と露骨に嫌な顔をされる方もいらっしゃるようですが、
この川において、エッグはマッチザベイト、
もしくは派手な色ゆえにアトラクターとして機能するようです。
ニジマスの魚卵好きは、ご先祖筋に当たるスチールヘッドがサーモンの産卵期にはほぼエッグイーター化することや、アラスカのニジマスの大好物がサーモンのエッグであることからも推測できるのですが・・・
ちなみに、ビーズヘッドニンフとエッグに掛かってくるニジマスの割合は、ほぼ50:50で、直前の放流魚と年越し(なかには数年越しかも)の魚とを比較しても、その50:50の割合は変わらないように思います。
放流されてから年を越したニジマスの尾びれ(コイツは45ぐらい)
解禁直前に放流されたニジマスはともかくとして、年越しモノは荒雄川の太くて餌の豊富な流れで成長してパワフルに変身しています。
この現実を体験すると、釣り場や魚のキャパシティよりも釣り人や釣獲量の方が多いこの国の河川において、キャッチ&リリースはいい釣り場作りのためには必須の条件となると考えざるをえません。
ただ、魚を釣って食べるというコトが歴史的な習慣になっているこの国では、キャッチ&イートとのゾーンニング等の方法が必要なのは言うまでもないと思います。
荒雄川は管理者サイドのいろいろな試行錯誤や努力もあって、少しずつ良い方向へ進んでいるように感じました。
やはり、「いい魚が釣れる」というコトが釣り場として最も大切ですからね。
このことについては「解禁釣行第2弾、桂川編」に続きます。
野生を取り戻しつつある荒雄川のニジマスは強度のある太軸のフックではフッキングが甘いと外れる、かといってアワセが強すぎるとティペットがブチ切れる・・・、
また、寒いから結び換えるのが面倒だとティペットを交換しないままで2~3匹目になると、
やっぱり、と言うかなんというか・・・、もちろん切れます(--;)
フロロカーボンを使った場合、ティペットとフックとの結び目というよりは、ラインの結束部がネックになるようです。
フロロ同士だと一瞬の衝撃に弱く、ナイロンとフロロの結束部はフロロがナイロンを締め切ってしまうような感じがします。
まあ、どちらにしろ竿がバットからひん曲がるぐらいのテンションを掛け続けたティペットは交換しないとダメですね~
わかっちゃいるんだけど・・・、ね。
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