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岩手釣行記、2006年4月 [釣行雑記・渓流&川、そして湖沼]


よく見ると、イワナが入っています。ネットフレームの内寸が25㎝ですから・・・

4月の第3週、遠野に宿泊して周辺の河川を釣り歩く予定だったのですが、例年とは違い、春とは思えない寒さ、豪雨、強風、おまけに雪でほとんど釣りになりませんでした。

温泉巡りをしたり、美味い物を食べて旨い酒を飲んで寝る・・・の日々、
で終わったはずだったのですが、

遠野在住、ショウさんのお助けを得て、この季節独特なポイントで見えている魚や、ライズを繰り返す魚を相手に遊んでもらいました。
おかげで、新調したばかりのショウさん作のネットでちゃんとしたサイズのイワナを掬うことが出来ました。

遠野周辺は、水曜夜から降った豪雨と言ってもいいような雨で、河川は増水し濁流と化していましたが、翌日になると水量はかなり多いものの濁りは取れてクリアな水に戻っていました。
氷混じりの冷たい雨だったので、水は澄んだものの虫や魚の活性は一気に下がってしまいましたが・・・。
水面にまで餌を摂りに出て来てくれはしなかったものの、淵にはたくさんの魚が群れ、澄んだ水の底に見えていました。
これは、この流域の山の植生が未だしっかりしていることの証拠やと思います。
魚は森に住んでいる、と言っても間違いではないでしょう。

僕が住む地域の環境からは想像も出来ない、
たとえ釣れなくても、そこにいるだけで心が落ち着くような、豊かな川と森。
出来るならば、遠野周辺のこの環境がいつまでも続くことを、と願いました。

いや、残さないといけないんですよね、努力して。
フライフィッシングをしていて自分が変化してきたのは、釣りを続けている中で実感として環境を見る目が鋭くなってきたことなのですから。
荒廃を知りながら手をこまねいて見ているのは、知らない人より罪なことやと・・・。

 

 


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