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シーバスと怪魚な夜 [海フライ "Saltwater Fly"]


明石港外の夕景

7月28日土曜日の夕方から深夜、日曜日の早朝と、2連チャンのシーバス釣りへ出かけてきました。

潮回りから、今日は大漁か!
との予想のもとに出港。

沖に出るとベイトがたくさん見えるものの、青物系フィッシュイーターのボイルは無し。
それじゃ、シーバスのポイントへ行きますか。
と、まだ夕方の明るいうちに何ヶ所か探りつつ本命のポイント方面へと向かったのですが、
あれっ?・・・どこへ行っても沈黙

先も長いので、また後でやりますか、ってなことで安心していたのですが、
周りがすっかり暗くなって13夜の月が明るい影を海面に落とすようになっても、シーバスの反応がない。
今日もまた、魚っ気が全くない・・・
3日前と比べて海水温が一気に3℃は上がっているからかな、とのことなのだが・・・

確かに、梅雨が明けて、2~3日前からは強烈な日差しが照りつける猛暑になった近畿地方ではあるが、海の中にまでダイレクトに影響するのだろうか・・・(>_<)
これはでは、ここんとこ毎回つきまとわれている、いつものパタンではないか・・・

いつもならばボイルがあるというポイントを何ヶ所か回るが、ボイルは見られず、
どうも今は活性が高い魚が見つからないので、ストラクチャーをタイトに攻めることに方針を転換。
照明のある岸壁や桟橋周り、停泊船の周囲を攻めて、なんとかポツポツとシーバスのバイトが出始めました。
しかし、1ヶ所で2~3バイトあると後が続かず移動の繰り返し。
深夜になってやっと単発のボイルがみられるようになったのですが、それでもシブめな状況は変わらず、

シーバスはココに付いている!
(僕にわかるわけじゃないですよ、もちろん教えてもらったの(笑))

という場所ギリギリにタイトに通して、やっとバイトが出るという状況でした。

さて、某場所へ移動。
妙に湧き上がる水面をよく見ると、
そこには巨大な座布団のような茶色い影がいくつも水面直下を右往左往していました。

トビエイというらしいが、なんとなく不気味・・・
エイが郡泳している向こうの岸壁のえぐれにシーバスが付いている、
とのことでキャストするのですが、なかなかポイントに入らなくてバイトがないままにフライを回収していたら、

ボートから5mの辺りで、1㎡ほどのでっかい泳ぐ座布団が突然進行方向を変えてフライに接近。
フライが消滅・・・

ギョエ~・・・、食っちまいやがった(>_<)


怪魚とファイト中、力はいってるでしょ(笑)
"Abel SF 909-3 9' #9LINE"がバットからひん曲がっていますね。

異様なトルクでラインが出始め、竿はかなり固い"Abel #9"なのにバットから曲がる。
フロロ4号のハリスのパワーで、体重を掛けておもいっきり寄せようとしても、どうにもこうにも寄らない。

船は寄っていくけど・・・(笑)

巨大な平べったいものを引っ張るのだから、水の抵抗だけでもたいしたもんですからねえ。

と、突然のジャンプ!

ほ~、飛ぶからトビエイというのか・・・なんてアホなことをいながら、引っ張り合いをしていると。

ギャラリーに、
「長いことこの釣りをやってるけど、トビエイがフライを食べたのは初めて見た」
「こんな気持ちの悪いもの掛けてどうすんねんよ、おまえ、ほんまに外道の王様やなあ」
とかで、ボロクソ。

この妙な怪魚とのファイトにあんまり時間を掛けても悪いので、
スプールを手でロックさせて強引に寄せようとしたら、さすがの4号もプッツン!

チャートカラーのクラウザーミノーをエイの前で引っ張ると、とんでもないことになるので、
よい子の皆さんは止めた方がいいですよ!


そこそこなサイズが釣れたのは久しぶり 

丑三つ時になって、待望のイカ・ボイルが始まり、
最長65㎝(僕じゃないって・・・)、45㎝以上のサイズのシーバスがしばしの入れ食い。
大きめなシーバスが何匹もフライの後を付いてきて、次々にチェイスするのを初めて目撃しました。

しかし30分後には、沈黙。

ほんと、魚の行動って不思議ですね。
おそらくベイトの行動とも関係するのだろうけれど、

なにもいない、と思っていた場所が、突然いろんな生命の饗宴の場になって、しばらく喧噪が続いた後、またもとの静寂の世界に戻ってしまう。

釣り人は、そのわずかの時間に、その場所に立ち会えるかどうかなんですよね。
時間と場所、そのどちらがが少しでもズレると、いい釣りは出来ないのだから。

海の釣りでは、この時間と場所の問題が、渓流以上に大きなものとして結果に表れるようです。

タックルは、
Thomas & Thomas HS 909S 9' #9 Line
Tibor The Riptide
Scientific Anglers Mastery Striped Bass WF-9-S TYPEⅠ
&
Abel SF 909-3 9' #9LINE
Tibor The Everglades
Scientific Anglers Mastery Striped Bass WF-9-S TYPEⅣ
Tibor The Riptide
Airflo 40+ COLD SALT WF8S7
 


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