SIMMS DRY CREEK BOAT BAG - LARGE (ドライクリーク・ボートバッグ-ラージサイズ) [う~ん・・・な、モノ・コト]
生地のつなぎ目の糸のほつれと、水分の侵入で色の変わった部分がわかりますね。
この日は晴天で、航行時に波しぶきが掛かったぐらいです。
雨の日や荒天時には、あらゆるところから水が染みこんで・・・
このバッグ、名前は、
SIMMS DRY CREEK BOAT BAG - LARGE (ドライクリーク・ボートバッグ-ラージサイズ)
定価は28,875円です。
使用期間約1年、私的評価は、う~ん・・・(--;)です。
生地の縫い目というか溶着されたあらゆる部分がほつれてきている。
ポケットと本体の色目が最初は同じだったのに、今ではまったく違っている。
生地のコーティングが剥がれたのか、濡れると生地の内部に水分が染みこんで変な模様になる。
紫外線はキツイ、波はかぶる、雨にはさらされるというボートのデッキがいくら過酷な環境とはいえ、
実質20日ほどの使用でここまでボロくなるとね~
その他にも不満点はいっぱいあります。
上部の蓋にある物入れの防水チャック?のようなモノが防水になっていないのか、激しくしぶきが掛かると中身が水浸しになる。
両サイドのポケットも、防水が効いているとは言い難い・・・
唯一、メインコンパートメントだけはなんとか水の進入を防げるようです。
結局、上蓋上面の小物入れと両サイドのポケットは濡れてもいい物しか入れられないわけです。
僕は新品のティペットとショックリーダーを塩水で濡らしてパーにしました(--;)
だって、いちど濡れたラインは強度面で信用できないですからね。
パタゴニアの同種のバッグと比較すると、違いは歴然。
まあ、最初からなんとなくそんな予感はしてましたけどね。
購入前にどちらもショップまでに見に行ったんですよ。
で、パタゴニアの防水バッグって、メインコンパートメントのチャックが固くって開けにくい。
蓋をきっちり被せるにも縁が高いし固いしでいちいち面倒。
それに比べると、このシムスのバッグはメインコンパートメントのチャックも簡単に開け閉めできるし、
おまけに、外側に小物入れが付いてて便利そう!っていう外見に釣られたんですね。
このバッグ、「防水機能のあるバッグ」として使うのなら、メインコンパートメント以外は使い物になりません。
まあ、小物を色々分けて整理して入れることができる、ってメリットはありますけど。
いかにもって感じの「ドライクリーク・ボートバッグ」って名前にハメられたわけですが・・・
でもね、
いま、あらためてHPの説明を読むと、
「シムスが生産する高品質で超タフなボートバッグは、フライボックス、フライリール、その他のギアを収納・保護するのに適しています。耐食性のあるジッパーは水しぶきの侵入を防ぎ、ラバー製のハンドルは運搬が容易です。内側にはティペットポケットとベルクロ®留めの仕切が設置され、整頓も簡単。」
う~ん、どこにも防水バッグとは書いてませんね(--;)
水の侵入に対する機能は「水しぶきの侵入を防ぎ、・・・」だけらしいです。
しかし、シムスという、ほぼ世界一ともいえるあれだけまっとうなウエダーを作っている会社の製品としては、
デッキに置いているだけであっというまに劣化していくバッグって、なんとなく釈然としないなあ・・・
たかがバッグかもしれないけれど、それなりに高価な物なのだから、材質やパーツをもうちょっと考えていい物を作って欲しいな、って思いますね。
それと、このバッグを防水バッグとして説明したショップもねえ・・・、
ちゃんと商品の機能を説明してほしいものです。
山屋じゃ、道具の機能をご都合主義でいい加減に説明するなんて「絶対にありえない!!」コトですからね(-_-メ)