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カリフォルニア2008 #5 クラマスリバー #4 [釣行雑記・渓流&川、そして湖沼]

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フレッシュなネイティブ・スチールヘッドです、小さいけど・・・

クラマスリバーのドリフトボートを使ったスチールヘッディングでは、数は出たものの最大でも5~6ポンドという結果に終わりました。

そこで、ダンスミュア滞在最後の日、スチールヘッドに再チャレンジするため「ヒミツノカワ」へとジムの愛車スバル・アウトバックを走らせました。
この日は暖かな土曜日で、家族連れで賑わうカントリーレストランで巨大な皿に載った膨大な量のブランチをゆっくり食べてから、はち切れそうになったお腹を抱えて「ヒミツノカワ」へ。

このジムが言うところの「ヒミツノカワ」にはパブリックアクセスがところどころにあってそこから川へ入ることができるので、規模は大きいものの、この国の渓流釣りのような感じで川原や流れの中を遡行しながら釣りをすることになります。

川のこの部分はスチールヘッドが長い時間留まる場所ではないので、スチールヘッドが釣れるかどうかは天気と川の状況次第のようです。アバウトな言い方になりますが、雨で増水した後に遡上してくる活性の高いフレッシュなウインターランのスチールヘッドを狙うので、そのタイミング自体がギャンブル的な要素をかなり持っています。
昨年は同じ場所で大きなスチールヘッドを数匹フッキングできたのですが、今年はこの川でも数は出るものの全般的に型が小さかったですね。
その代わり、スチールヘッドの活性は高く、表層のウエットやドライフライにもアタックして来ました。

僕がカリフォルニアとオレゴンの州境辺りでのスチールヘッディングに使うタックルは、年々どんどん軽量化されてきて、昨年からは12フィートで#5ラインを使うライトなスペイロッド、
"SAGE 5126-4""LOOP 3W"という組み合わせになっていました。
リールはラインによっては"BAUAR M4"を使います。
リールに高性能なドラグが付いているかどうかは、この釣りではそれほど影響がないように思います。

このタックルでも20ポンドのスチールヘッドは取り込めますから、けっしてライトなタックルでの小物狙いってわけじゃないんですよ。
機動力と汎用性を持たせるために、あえてライトなタックルを選んでいるわけです。
ツーハンドロッドも14フィート以上になると持ち運びも取り回しも面倒だし、ラフに遠投するよりは近くのポイントを丁寧にきっちりと狙った方がバイトのチャンスも増える、っていうふうに考え方が変わったこともあります。
もちろん遠投しても丁寧に釣れる技術をお持ちの方はどんな剛竿でもお好みで使って頂いてかまわないのですが、たまにしかツーハンドを使わない僕程度の技術では70ヤード投げられるロッドは無用のナントカになってしまいます。

ところが今年驚いたのは、ガイド連中がほぼみんなといっていいほど、ロッドをツーハンドとシングルハンドのコンビネーションから"Switch-Rod"(スイッチロッド)に持ち替えていることでした。
最初はガイドの竿を使わしてもらって、
「なんだ、この軽くて短い軽快なツーハンドは・・・?」
って思って話を聞いてみると、スイッチロッドという新たなジャンルができているらしくって、
「スチールヘッドにはコレが最高だよ」
みたいな感じなんですね。
セージの5番と6番を振らせてもらったのですが、両手で振っても片手で振ってもほんとに使いやすい。
ラインは普通のウエイトフォワードでもスペイラインでもなく、短めのスカジッドヘッドみたいなかなりトップヘビーなラインを使うのですが、ライトなスペイロッドただひとつの弱点ともいえる、投げるのが難しいシンクレートの高い重いヘッドやウエイトのあるフライでもけっこう使えるんですよ。

その後、先日のイベントで、そのセージのスイッチロッドに新しいリオのラインを乗せて振る機会があったのですが、やっぱりスイッチロッドは本当にいい!!
会場からこのまま持って逃げたろか(笑)・・・って思うぐらいバツグンに使いやすかった。

もう来シーズンの遡上魚狙いのロッドは"Switch-Rod"(スイッチロッド)で決まりやね、って感じです。
ただ、実際に振ったのがセージだけなのでメイクは悩むところですが・・・


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